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これからの「これが私の生きる道」を考える – 例えば、Artificial Life からの発想

高度に情報化が進んだ結果、自動化や効率化によって、私たちの生活はフラットになり、利便性の良い生活を享受できるようになった。けれど、このデータによって効率化された生活の中で、どこかノスタルジックになってしまう瞬間がある。10年前、あるいは20年前の生活が懐かしいとふと思うことがある。
この世界では、あらゆるものが数値化され、定量化して計算することが可能になり、モノの生産やサービスは機械化され大量生産が可能になった。それによって誰もが安価にモノやサービスを得ることができるようになり、誰もが豊かな暮らしを享受できるようになった。
社会は成熟した。けれども、それは言い換えればみんなが同じような生き方をし、みんなが同じくらいのパフォーマンスが出ることが求められているとも言える。みんな同じようにスマホを持ち、Googleやアマゾンのプラットフォームを起点に生活を営み、その場所から外れると周囲の人たちとの価値観と平仄をあわせられなくなり、社会から疎外されていく。個というもの、もっと言うと人間個々人に備わっている自律性という「人間らしさ」を失ってしまっているようにさえ思える。だからこそ、どこかノスタルジックな気持ちになったりする。
じゃあ、この情報化社会で「人間らしく」存在するためにはどうしたらよいのだろう。

そこで、「生命とはなにか」という人間にとって根源的な問いをComputingによって明らかにする試みであるArtificial Life(ALife)の研究がブレイクスルーになるのではないかと考えている。生命とは何か、という問いから発せられる人間に寄り添ったテクノロジーの実装こそ、これからの時代に必要な価値観だと考えている。
ALifeの目指すところは、“自然の生命に特有の振る舞いを示す”人工的なシステムを構築し、シミュレーションをすることで、生命の仕組みを明らかにするところにある。生物学で扱う物質そのものにとらわれるだけでなく、その背景にある生命の成り立ちや仕組みなど生命現象の原理に迫ろうとしている研究分野だ。ALifeが対象としている生命現象の範疇はだいぶ広い。細胞レベルの話から、記憶や意識など認知、また、人間同士のネットワークまで、本当に幅広い。
その中でも、今考えたいのは、広く「人間の社会」における生命性である。ALifeにおける発想を起点として私たちが、人間同士の中で、主体的に私たち自身のストーリーを生きられるようになれるきっかけを作るためのメディアとする。

Management
Information Services International-Dentsu, Ltd. – INNOLAB
Planning Manager
Ryuji Fujiki
Editor in Chief
Fumie Aoki
Direction / Design
Norichika Yokota (CANA)
Development
CrEa Inc.